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除湿機の選び方|コンプレッサー式とデシカント式の違い

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結論・要約

夏の高温時の除湿と電気代重視ならコンプレッサー式、冬の低温時もしっかり除湿したいならデシカント式が向きます。一年中安定して使いたい場合は両方式を切り替えるハイブリッド式が選択肢です。部屋干し中心なら、部屋の広さに合う除湿量(L/日)と衣類乾燥モードの有無を基準に選ぶと失敗しにくいです。

除湿機選びで最初に決める「方式」とは

除湿方式によって得意な季節・消費電力・本体の重さが変わります。まず「いつ・どこで使うか」を決めます。

除湿機の方式は大きく3つです。

  • コンプレッサー式: 空気を冷やして水分を結露させて除湿する方式。エアコンの除湿に近いしくみ
  • デシカント(ゼオライト)式: 乾燥剤に水分を吸わせ、ヒーターで温めて除湿する方式
  • ハイブリッド式: 上記2方式を内蔵し、季節や室温に応じて切り替える方式

どの方式が自分に合う? 方式比較の早見表

方式得意な季節・気温電気代の傾向除湿量の傾向本体価格動作音
コンプレッサー式春〜夏(高温時に強い)安め高温時に多いやや大きめ
デシカント式秋〜冬(低温でも安定)高め(ヒーター使用)低温でも安定安〜中小さめ
ハイブリッド式通年中(季節で最適化)通年で安定高め

読み方のポイント

  • 夏の部屋干し・梅雨対策が中心ならコンプレッサー式が省エネで扱いやすい傾向です
  • 冬も結露対策で使いたい、寒い脱衣所で使うならデシカント式が向きます
  • 一台で一年中まかないたい・予算に余裕があるならハイブリッド式が候補です
  • デシカント式はヒーターを使うため、室温が上がりやすい点も覚えておくと夏の使用感の判断に役立ちます

L/日と畳数表示はどう読めばいい?

除湿機の「定格除湿能力」は、1日で取り除ける水分をL/日で示す値です。ただし、実際の部屋で常にその量の水が取れるという意味ではありません。JIS C 9617に基づく表示では、室温27℃・相対湿度60%RHの条件が使われ、電源周波数によって50Hz/60Hzの数値が分かれる機種もあります。

カタログの表示何を示すか比較時の注意
定格除湿能力(L/日)所定の温湿度で24時間運転した能力50Hzと60Hzの両方を見る
除湿可能面積(畳・㎡)JEM 1411に基づく面積の目安木造とコンクリートで値が違う
衣類乾燥時間所定量の洗濯物を試験条件で乾かした時間洗濯物量・室温・初期湿度を照合
消費電力(W)その運転モードで使う電力除湿と衣類乾燥で別の場合がある
タンク容量(L)満水停止までにためられる量除湿能力とは別の数値

JEM 1411は、JIS C 9617の定格除湿能力から除湿面積を算出する表示方法です。「○畳」だけでなく、木造かコンクリートか、50Hzか60Hzかを合わせて見ます。冬の低温時や部屋の出入りが多い環境では、定格条件より運転時間が延びるため、部屋干し中心なら衣類乾燥時間の試験条件も照合します。


設置と排水(タンク/連続排水)の注意点

除湿機は除湿した水をためる必要があるため、設置と排水方法を事前に確認しておくと快適に使えます。

  • タンク排水: 本体のタンクにたまった水を捨てる方式。設置が自由だが満水で自動停止する
  • 連続排水: 対応機種でホースを排水口へつなぐ方式。ホースが別売のこともある

連続排水は本体から排水先へ下り勾配を保ち、ホースの折れ・抜け・詰まりを防ぎます。先端を水へ沈めると逆流する機種もあります。本体へ水がかからない場所に置き、説明書が認める運転時間を守ってください。


衣類乾燥モードの活用と湿度管理

多くの除湿機には「衣類乾燥モード」があり、洗濯物に向けて強めの風を送って乾燥を早めます。効果を出すコツは次のとおりです。

  1. 洗濯物の間隔を空け、風の通り道を作る
  2. 除湿機の風を洗濯物の下側や厚手部分へ通し、衣類同士の間を抜ける向きにする
  3. サーキュレーターを併用し、空気を循環させる
  4. 部屋のドアや窓を閉め、除湿対象の空間を区切る

室内の湿度は50〜60%程度を目安にすると、過乾燥を避けつつ結露やカビの発生しにくい環境を保ちやすくなります。健康への効果を断定するものではなく、あくまで快適さと湿気対策の目安です。湿度計を併用すると管理しやすくなります。


梅雨明け後は電気代の見え方が変わる

梅雨が明けて気温が上がると、除湿機の稼働時間が長くなる家庭もあります。方式ごとの1時間あたりの電気代例は次のとおりです。資源エネルギー庁が2026年のエアコン解説で用いた、2023〜2025年の全国平均31.75円/kWhで単純計算しています。これは個々の電気契約の単価ではありません。

方式消費電力の目安1時間あたりの電気代目安1日8時間使った場合
コンプレッサー式約150〜250W約4.8〜7.9円約38〜64円
デシカント式約250〜650W約7.9〜20.6円約64〜165円
ハイブリッド式約150〜650W(切替)約4.8〜20.6円約38〜165円

計算式は「消費電力W÷1000×使用時間×電気料金単価」です。たとえば250Wを8時間なら、0.25×8×31.75=約64円です。方式名だけで決めず、候補機種の衣類乾燥モードと除湿モードそれぞれの消費電力を入れて比べてください。実際の電気代は室温・湿度・制御・契約単価で変動します。

収納の湿気取りにも使える?

除湿機は部屋側で運転し、押し入れやクローゼットの扉を開けて空気を循環させます。狭い収納内へ本体を入れたり、吸込口・吹出口をふさいだりしません。靴箱など閉じた小空間は置き型除湿剤を補助にし、満水や交換表示を確認します。カビ臭や変色があれば収納物を出して状態を確認し、広範囲なら専門業者へ相談してください。

解決アイテム

コンプレッサー式 除湿機

夏場の高温時に省エネで除湿したい部屋干し用途に向く方式です

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デシカント式 除湿機

気温が下がる冬でも除湿力が落ちにくく、通年や寒冷地で使いやすい方式です

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ハイブリッド式 除湿機

夏は省エネ・冬は除湿力と季節で切り替えたい通年使用向けの上位選択肢です

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連続排水用ホース

タンクの水捨てを減らし長時間の連続運転をしたい場合に役立ちます

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よくある質問

コンプレッサー式とデシカント式はどちらが電気代が安いですか?

一般的にはコンプレッサー式の方が消費電力が小さく、夏場の電気代は抑えやすい傾向があります。デシカント式はヒーターで除湿するため消費電力が大きめですが、気温が低い冬でも除湿力が落ちにくい利点があります。あくまで目安で、機種や使用環境によって差が出ます。

梅雨と冬の両方で使いたい場合はどの方式がいいですか?

通年で使うなら、コンプレッサー式とデシカント式を自動で切り替えるハイブリッド式が候補になります。本体価格は高めですが、夏は省エネ重視、冬は除湿力重視と季節に合わせて働きます。予算を抑えたい場合は、使う季節が多い方の方式を単機能で選ぶ方法もあります。

部屋干しの乾燥時間はどれくらい短くなりますか?

除湿量や室温、洗濯物の量で大きく変わるため一概には言えませんが、衣類乾燥モードと送風(サーキュレーター)を併用すると自然乾燥より短縮しやすくなります。洗濯物の間隔を空けて風を通すこと、除湿量に対して洗濯物が多すぎないことが時短のポイントです。数値は環境次第の目安と考えてください。

タンクの水捨てが面倒です。連続排水はできますか?

連続排水に対応する機種だけが利用できます。対応機でもホースが別売の場合があり、本体から排水先へ下り勾配を確保する、ホース先端を水へ入れないなど設置条件があります。留守中の連続運転を認めない機種もあるため、購入前に仕様と取扱説明書で対応可否・ホース径・運転条件を確認してください。

除湿機を使うとカビ予防になりますか?

室内の湿度を下げることは結露やカビが発生しにくい環境づくりに役立ちます。ただし除湿機だけで防げると断定はできません。換気や水回りの拭き取りと組み合わせ、湿度の目安として50〜60%程度を意識すると管理しやすくなります。すでに広範囲のカビがある場合は専門業者に相談してください。

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