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停電への備え 早見表【光電話が使えない盲点も】

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結論・要約

停電では照明だけでなく、固定電話のうち光回線・IP電話やインターネット、冷暖房、IH・電気給湯、オートロックなどが止まります。最低限は「明かり(電池式ランタン)」「情報(電池や手回しのラジオ)」「通信の確保(モバイルバッテリー)」の3点から備えるのが現実的です。光電話が停電で使えなくなる点は見落としがちなので、連絡手段を二重化しておきましょう。

停電で本当に困るのは「明かり」だけではない

停電と聞くと、まず暗くなることを思い浮かべます。しかし実際に困るのは照明だけではありません。現代の住まいは電気に支えられており、停電すると通信・情報・冷暖房・調理・水まわりまで広く影響が及びます。

なかでも見落とされがちなのが、固定電話です。光回線を使う光電話やIP電話は、自宅のルーターやホームゲートウェイが電気で動くため、停電するとこれらの機器が止まり、通話ができなくなります。総務省は電話網を従来のメタル回線からIP網へ移行する取り組みを進めており、「停電でも固定電話は使える」という前提が当てはまらない家庭が増えています。

このページでは、停電で「使えなくなる物」をまず整理し、そのうえで何から備えるべきかを優先順位つきで示します。災害の詳しい備え全般は内閣府防災の情報も参考にしてください。


質問1: 停電で何が使えなくなる?(盲点を含む早見表)

備えを考える前に、停電で止まるものを把握しましょう。「電源を直接使う物」だけでなく、「電気で動く中継機器を介して使う物」も止まる点がポイントです。

分類停電で使えなくなる主な物盲点・補足
通信・電話光電話・IP電話、自宅のインターネット、Wi-Fiルーターが止まると固定電話・ネットが同時に不通
情報テレビ、据置のスマートスピーカー電池/手回しラジオが情報源として残る
照明室内照明全般電池式ランタン・懐中電灯で代替
冷暖房・調理エアコン、電気ストーブ、IH、電気給湯カセットコンロ等の別手段が有効
水・建物設備給水ポンプ、オートロック、エレベーター集合住宅・高層階で影響が大きい
冷蔵冷蔵庫・冷凍庫開閉を控えればしばらく保冷される

確認のポイント

  1. 自宅の固定電話が光電話・IP電話か、従来回線かを把握しているか
  2. 家族の連絡手段がスマホ1つに依存していないか
  3. 集合住宅なら、停電時の給水・オートロック・エレベーターの扱いを知っているか

「どれが、なぜ止まるのか」を理解しておくと、必要な備えの優先順位が自然と見えてきます。


質問2: 連絡手段が断たれないための備え

停電時にもっとも不安なのが、家族や外部と連絡が取れなくなることです。光電話・IP電話が止まり、自宅Wi-Fiも使えない前提で、通信を確保する考え方を整理します。

通信を二重化する

  • 固定電話が光電話・IP電話なら、停電時の主たる連絡手段は携帯電話と考える
  • 家族の集合場所・安否確認の方法を事前に決めておく(電話がつながらない前提で)
  • スマホのバッテリーを保たせるため、画面の明るさや通信を絞る

情報を得る手段を分ける

  • 停電・通信障害でスマホが心細いときに備え、乾電池や手回しで動くラジオを用意する
  • ラジオは普段から電池残量や動作を確認しておく

携帯電話の基地局には非常用電源がありますが、長時間の停電では基地局側にも限界があります。「スマホがあれば大丈夫」と一つの手段に頼り切らず、連絡と情報の経路を分散させておくことが、停電時の安心につながります。


質問3: 明かり・電源・調理まわりの備え

連絡手段に続いて、生活を支える明かり・電源・調理の備えです。いずれも普段使いと兼用しやすいものから揃えると、無理なく続けられます。

明かり

  • 主照明は電池式のLEDランタンや懐中電灯にする
  • ろうそくは転倒・引火による火災の恐れがあるため、停電時の常用は避ける
  • 各部屋・トイレ・玄関に一つずつ置けると移動時に安心

電源

  • まずはモバイルバッテリー(PSE適合品)でスマホ・ライトをまかなう
  • 小型家電や医療機器も動かしたい場合は、容量(Wh)と出力(W)を確認のうえポータブル電源を検討
  • 乾電池は使用期限を意識し、古いものから使って買い足す(ローリングストック)

調理・冷暖房

  • オール電化ならカセットコンロと予備ボンベがあると食事の備えになる
  • 季節に応じて、電気に頼らない防寒・暑さ対策(毛布、うちわ等)も用意する

なお、医療機器を常用している方は、停電時の電源確保について、あらかじめかかりつけの医療機関や機器メーカーに相談しておくことを強くおすすめします。安全に関わる判断は、自己流ではなく専門家の指示にしたがってください。


停電の備え 優先順位 早見表

最後に、何から揃えるかを優先順位つきでまとめます。一度にすべてを揃える必要はなく、上から順に整えるのが現実的です。

優先備え目的普段使いとの兼用
1電池式LEDランタン・懐中電灯暗所での安全確保キャンプ・夜間の備え
2乾電池・手回し対応ラジオ情報収集普段のラジオ視聴
3モバイルバッテリー(PSE適合)スマホでの連絡・情報外出時の充電
4乾電池の備蓄(ローリングストック)上記機器の継続稼働リモコン等で日常消費
5カセットコンロ・ボンベ調理・湯沸かし鍋料理など
6ポータブル電源小型家電・長時間対応屋外・在宅作業

読み方のポイント

  • 上位3つ(明かり・情報・電源)がそろえば、停電直後の不安は大きく和らぐ
  • 連絡手段は「光電話が止まる前提」で、携帯と取り決めの二重化を優先する
  • 電池やボンベは「使いながら備える」ことで、いざというとき期限切れを防げる

停電は、地震・台風・落雷などさまざまな原因で、誰の家にも起こり得ます。大切なのは、止まる物を正しく知り、明かり・情報・電源・連絡の経路を分散させておくこと。とくに光電話・IP電話が停電で使えなくなる盲点は、備えの段階で必ず押さえておきたいポイントです。

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よくある質問

停電すると固定電話も使えなくなりますか?

電話の方式によります。光回線を使う光電話やIP電話は、自宅のルーターやホームゲートウェイが電気で動いているため、停電するとこれらが止まり通話できなくなります。従来の電話回線(メタル回線)に電話機をつないでいる場合は、停電時も使えることがあります。総務省は電話網のIP網への移行を進めており、ご自宅の方式を一度確認しておくと安心です。

スマホがあれば停電でも連絡は取れますか?

携帯電話の基地局には非常用電源がありますが、長時間の停電では基地局側の電力やバックアップにも限りがあります。さらに自宅のWi-Fiは停電で止まるため、Wi-Fi通話には頼れません。スマホ本体のバッテリーを保たせるモバイルバッテリーを用意し、通話・通信は必要最小限にとどめるのが現実的です。連絡手段は一つに依存しない備えが大切です。

停電に備えて最初に買うなら何がいいですか?

優先度が高いのは、明かり・情報・電源の3点です。具体的には電池式のLEDランタン、乾電池や手回しで使えるラジオ、スマホを充電できるモバイルバッテリーです。これらは普段使いと兼用でき、保管していて無駄になりにくいのも利点です。ろうそくは火災の恐れがあるため、停電時の主照明には電池式の明かりを推奨します。

冷蔵庫の中身は停電したらどうなりますか?

停電中は扉の開閉を最小限にすれば、しばらくは庫内の冷たさが保たれます。むやみに開けると冷気が逃げ、復旧までの時間が読めないと食品の傷みが心配になります。食品の安全に不安があるときは、見た目やにおいだけで自己判断せず、消費者庁などの食品の取り扱いに関する一般的な指針を参考にし、不安なものは無理に食べないようにしてください。

オール電化や集合住宅で特に注意することはありますか?

オール電化ではIH調理や電気給湯、暖房が止まるため、カセットコンロや別系統の暖房手段があると安心です。集合住宅ではエレベーターやオートロック、給水ポンプが停電で止まり、高層階では断水状態になることもあります。階段での移動や水の備蓄を含め、住まいの設備が止まったときに何が起きるかを事前に想定しておきましょう。

ポータブル電源は家庭の停電対策に必要ですか?

必須ではありませんが、スマホやライト程度を超えて、小型家電や医療機器を一定時間動かしたい場合の選択肢になります。容量(Wh)と出力(W)が用途に足りるかを確認して選びます。まずは安価なモバイルバッテリーとランタンで基礎を固め、必要に応じてポータブル電源を検討するという段階的な備え方が現実的です。